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医療機器業界の人材育成・教育方法

医療機器業界では、どのような人材育成がなされているのでしょうか?医療機器メーカーの人材育成・教育方法について紹介します。

目次

医療機器業界の職種と新人育成のポイント

医療機器メーカーの営業とは

医療機器メーカーの営業は、病院やクリニックを訪問し、自社の医療機器を販売するのが仕事です。ペースメーカーなどの小型機器や消耗品からMRIやCTなどの大型機器まで、取り扱う機器は多岐にわたります。

医療従事者に対し機器の特徴や操作説明を行ったり、場合によっては手術現場に立ち会って機械操作を行ったりすることもあります。そのため、関係する疾患や診断・治療方法の理解があると、医療従事者ともスムーズにコミュニケーションを取ることができるので、医療業界未経験であっても、基本的な医療の知識を身につけておくことが望ましいといわれています。

医療機器メーカーに限ったことではありませんが、コミュニケーション力は、営業に求められる必須スキルです。製品や使用方法の説明を行うほか、高額な医療機器の営業の場合には、院長や理事長など上層部にプレゼンすることもあるので、限られた時間で的確にアプローチできるコミュニケーション能力が必要になります。

医療機器の開発職とは

メスや注射器、心臓ペースメーカー、レントゲン装置、MRIなど、小型のものから大型のものまで、医療現場で使用する医療機器の開発や設計を行う仕事。既存機器の改良・開発などを行う場合もあります。医療機器は、人の命に関わるものであるため、医薬品医療機器等法などの法規制も厳しく、開発期間も長期にわたります。

人工呼吸器や麻酔器、CT、MRIなどの装置系医療機器の場合、電気・電子・機械系の知識は必須で、さらに、医学的な知見や人間工学的な知見など、人体に対する理解も求められます。

各医療機器メーカーの人材育成・教育方法を紹介

村中医療器の育成方法

1903年創業の医療機器専門商社である村中医療器では、取り扱い商品目が多様であること、また人命に関わる機器を扱っているという観点から、現場実践主義のOJT(オンザジョブトレーニング)と自主を尊重するため、自己啓発を基本にしています。

入社時教育、新入社員教育、配属先によるOJT教育はもちろん、社内英会話教室や各種勉強会が定期的に行われるほか、医科大学や関係医療機関、医療機器メーカーへの派遣研修、海外研修なども実施しています。

入社時教育

本社にて行われる集中研修。会社の仕組みを学び、村中医療器の一員として働けるよう、各種研修が行われ、外部講師によるマナー研修などを通じて、仕事の取り組み方を学びます。

新入社員教育(勉強会)

講師がそれぞれの分野の講義を行い、村中医療器の主力商品について学びます。異なる配属先であっても、この場で社内共通の知識を共有していきます。

配属先によるOJT教育

先輩の姿を見ながら、仕事を一から覚えていきます。全員、ゼロからのスタートなので、医学知識がなくても心配ありません。

メーカー主催の勉強会

定期的に、医療機器メーカー主催の勉強会が開催されます。先輩社員と一緒に、メーカー担当者から説明を受け、質問にも応じてもらえるので、自分の知識を広げる最適な場となります。

キシヤの育成方法

1910年創業の株式会社キシヤは、九州屈指のBtoBの医療機器商社。シリンジやカテーテルなどの医療材料からCT、MRIなどの医療機器まで、さまざまなメーカーの幅広い製品を取り扱い、医療機関などに販売しています。

医療機器販売事業のほか、院内物流管理システムのSPD事業、ストーマ・障がい給付サービスなどの福祉事業なども行っています。

内定者研修

内定式後に研修は行わず、月に1回、社会人となる準備のためのeラーニングを実施しています。そのため、入社前に研修で時間を取られることがなく、学業や、学生時代にしかできないことにも存分に励むことができます。

新人社員研修

入社から3週間、本社で集合研修を実施。社会時としての基本的なマナーや心構えから医療知識までを学びます。職種に関係なく、先輩営業社員に同行するOJT研修も行われます。

マナー研修では、歩き方から姿勢、身だしなみ、言葉遣い、訪問マナー、電話対応、クレーム対応など、さまざまな場面で求められる接遇・マナーと、対応の仕方を習得していきます。

医療業界の専門知識として、「医療機関とは」という基礎から医療情勢、公正競争規約、人体の構造などについて学び、社内ルールやコンプライアンスなどの社内関連の知識も身につけていきます。そのほか、業務上必要となるパソコンの基本操作や経済、ビジネス関連の知識、ストレスの対処法やワーク・ライフ・バランスなどのメンタルヘルス関連についても学んでいきます。

メーカー関連勉強会

週に2回、各メーカーの新商品やキャンペーン商品について、メーカー担当者を招いて医療機器(製品)勉強会を開催しています。このほか、月に1回、「営業スキルアップ」として、各メーカーによる新入社員向けの医療機器の基礎的な研修を開催しています。

営業セールス研修(3~5年目対象)

入社3~5年目の社員を対象とした研修で、営業現場で有益な営業スキルの習得と実践を目指します。グループワークを通じて、顧客の潜在ニーズを引き出すSPIN技法や、商品・サービスの特徴やベネフィットをわかりやすく伝えるFABE技法について学びます。

階層別研修

新任主任、新任係長、新任課長、新任所長など、それぞれの階層別に1~2日間の研修を実施。グループディスカッションやリスクマネジメントについての講義を行います。

オリンパスの育成方法

医療分野をはじめ、ライフサイエンス分野、産業分野において、さまざまなソリューションを提供しているオリンパス。オリンパスの社員としての基礎を身につける「全社新入社員研修」では、経営理念や事業、仕事の基本、コミュニケーション、ビジネスマナーなどを、講義やグループワークを通じて学びます。

新入社員研修から半年後には、OJDによる仕事や業務のクオリティを高めるため、半年間の仕事を振り返り、2年目に向けた準備を整える「全社新人社員フォロー研修」を実施。成長のための基礎固めと人脈形成の場として、5年目までは、毎年研修を行います。

A2Eシリーズ

論理的思考力、コミュニケーション力、問題解決力、セルフマネジメントなど、若手社員が身につけるべきスキルを学ぶためのプログラム。オリンパスに合わせた内容なので、実際の業務にも適応しやすく、実践力も高まります。

中長期的なキャリア形成のための教育体系

役割の変化に応じて受講できる「階層別研修」、課題や伸ばしたいスキルに焦点を当てた「選択研修」などによって、キャリア形成をサポートします。

職種に応じた専門スキル研修

機械・電気設計、IT・ソフトウェア、医学・生物学知識など、担当する事業や職種に合わせて、社内外の各分野のプロフェッショナルから、高度な専門知識やスキルを学ぶことができる研修です。

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医療機器業界メーカー向けの新人研修・セミナー会社

医療機器業界メーカーに向けた、新人研修やセミナーを開催している会社を紹介。機器の取り扱いから専門的な知識まで、目的やレベルに合わせた研修・セミナーが用意されています。

BSI

「医療機器法規制の基礎」、「医療機器CEマーキング」、「ISO13485/ISO14971」、「医薬品医療機器法等製造販売認証・QMS省令」、「内部監査の力量アップ研修」などの研修・セミナーを開催。集合、ライブオンライン、オンデマンドなど、研修のスタイルも選べます。

テュフズードジャパン

医療機器関連企業の新入社員や、社内で医療機器事業部門に異動してきた人などを対象に、そもそも医療機器とは何か?という基礎から学べる「新入社員研修」と、医療機器の法規制や実務的な基礎を学べる「ビギナーズコース」の2種類の研修を行っています。

インソース

講師派遣型の研修事業を実施しています。コンプライアンス研修やラテラルシンキング研修、プロジェクトマネジメント研修など、医療・介護機器メーカー向けの研修は全26種類。内容、時間、場所、人数に応じて研修内容をカスタマイズすることも可能です。

伊藤コンサルティング

ヒューマンエラーの防止やマネジメントシステムに関するコンサルティング研修・セミナーを開催。IOS14971、ISO13485などについて、ライブ形式のオンラインセミナーを行っています。

ペリージョンソン コンサルティング

内部統制コンサルティングやリスク管理体制・ビジネスコンサルティング、教育・研修セミナーなどを実施。「ISO13485内部監査コース(2日間)」「是正措置・予防措置(CAPA)システムの基本と活用例」などがあります。

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