日医e-ラーニングは、日本における医師の公益社団法人である、日本医師会が実施しているeラーニングです。医師のための教育である、「日本医師会生涯教育制度」の一環としておこなわれており、同制度の単位取得やカリキュラムコードが取得できます。
引用元:日本医師会(https://www.med.or.jp/cme/index.html)
日本医師会では、医師の教育を目的として、「日本医師会生涯教育制度」を設けています。この制度は、医師としての姿勢を自ら律するという、プロフェッショナルオートノミーの理念のもと、医師の生涯教育が幅広く効果的に行われるための支援体制整備を目的として、昭和62年に実施されました。医師としての知識を身につけるための制度であり、継続的な講習を受けることで国民からの信頼感を得る、という目的もあります。日本医師会は、医師免許があれば入会できる組織であり、本制度も所属している医師であれば、誰でも参加ができる制度です。講習内容は多岐にわたっていて、その多くの口座を「日医e-ラーニング」で受講することができ、単位などの取得も可能となっています。
日本医師会生涯教育制度は、講座を受講することで単位やカリキュラムコードを取得し、一定の受講数になると「生涯学習認定書」などの発行が受けられます。この制度は「日医e-ラーニング」でも適用されていて、日本医師会生涯教育on-lineに掲載している1コンテンツにつき、1カリキュラムコード 、1単位を取得できます。セルフアセスメントにおいて、80% 以上の正答率を満たした場合に単位・カリキュラムコードが付与される仕組みとなっています。正答率が80%に満たなかった場合は再解答も可能です。このように、eラーニングで受講できることで日常業務があっても隙間の時間で新しい知見を学習できます。
日医e-ラーニングでは、非常に多彩な講座内容が用意されています。不眠/食欲不振/体重減少・るい痩/体重増加・肥満/浮腫/リンパ節腫脹などの臨床症状に付いての講座はもちろん、医療倫理や患者とのコミニュケーション、医療制度と法律など、社会的な内容の講座もあります。また、自分がどのカリキュラムを受講したのか、単位数はどれくらいあるのかといった情報はインターネット上で確認することができます。
日本医師会は、会員約17万4千人(令和4年12月1日現在)の民間学術専門団体です。1916年に北里柴三郎博士らによって設立されて、1947年には社団法人として、2013年には公益社団法人として認定されています。日本の医師であれば、誰でも入会することが可能ですが、入会は任意なので所属していない医師もいます。活動は、非常に多岐にわたり、医道の高揚、医学教育の向上、医学と関連科学との総合進歩、生涯教育などを含みます。
導入事例に関する記載はありません。
日医e-ラーニングは、日本医師会に所属していれば誰でも受講が可能なeラーニングシステムです。講座内容も非常に幅が広く、臨床から社会的な問題まで用意されているのが大きな特徴でしょう。また、受講したカリキュラムや単位なども記録され、認定書や受講証明書の発行などもおこなわれていますので、学習のモチベーション維持にもつながりやすいでしょう。広くさまざまなことを学習したいという研修医の方にもおすすめのeラーニングです。
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