医学の育成研修ポータルサイト » 医学・医療の知識を学べるeラーニングを提供している会社まとめ » 健康経営の取り組み事例

健康経営の取り組み事例

健康経営に向けて他社がどのような取り組みを行っているのかを知ることは、自社での取り組みを考える際の良い参考材料となります。ここでは、健康経営優良法人2020に認定されている企業の取り組みについてまとめました。

社会福祉法人大洲育成園

利用者と共に取り組む健康経営

愛媛県で障害福祉サービス事業や相談支援事業などを行っている社会福祉法人大洲育成園では、従業員の運動機会の増進に向けて平日の昼食後に20分間の歩行運動を実施。利用者と一緒にグラウンドや施設内を歩行するといった取り組みを20年以上に渡って行っています。

また、受動喫煙対策として敷地内を全面禁煙としたことで、従業員・利用者共に施設内での禁煙が習慣化されたとのことです。現在は施設の利用希望者に対しても施設内での全面禁煙をお願いしています。

地域に向けた情報発進

非営利法人の社会福祉法人として地域住民からの信頼や協力を得るために、健康経営の“見せる化”に取り組んでいます。

取り組みとしては玄関前に宣言書を掲示しているほか、「健康経営優良法人」認定の看板を設置し、地域に情報を発信。また、社会福祉法人大洲育成園では地域住民をはじめ、利用者やその家族、職員間の交流を深めることを目的とした交流行事も開催しており、健康経営の情報発信もそうした社会貢献事業の一部として行われています。

株式会社笠間製本印刷

残業時間の削減

CSR等に力を入れているかどうかを気にする取引先が多いことを受け、CSR活動の一環として健康経営に取り組み始めたとのこと。適切な働き方の実現に向け、年始に残業時間を含めた部署の業績目標を設定。その目標と実際の結果を照らし合わせたうえで、部署の管理者の賞与に反映するという体制を整えています。

さらに、定刻になると管理職のパソコンを強制シャットダウンするシステムも本格導入。管理職が早く帰宅するようになったことで、部下の社員の残業も少なくなるという結果につながっているようです。そのほか、ルーチンワークのRPA化や従業員の多能工化を図る教育の推進により、柔軟なシフトと残業の削減を実現しています。

経営層の積極的関与

健康経営を全体に周知させるには、経営層の理解と協力が必要不可欠です。株式会社笠間製本印刷では、代表取締役が優良法人の認定取得に向けて積極的に関与したことで、健康経営の推進につながりました。

経営層の積極的関与としては、外部の健康経営に関するセミナーには代表取締役または執行役員が参加。セミナーで入手したテキストなどを社内で回覧し、情報共有に取り組んでいます。また、代表取締役の呼びかけで社員の一部が代表取締役と共にマラソン大会に参加したほか、スポーツジムと法人契約を結んで運動機会の増進を図っています。

ナガオ株式会社

健康状態のセルフチェックシステム導入

化学工業薬品の製造・販売を行っているナガオ株式会社では、健康リテラシー向上を推進するためにセルフチェックシステムを2018年から導入。システム上での問診や測定データ(血圧・体重など)をもとに将来の健康状態の予想が自動出力され、個別アドバイスを受け取れるシステムとなっています。

たとえば肥満傾向の従業員に食生活のアドバイス等を行うことで、生活習慣病の予防への意識改善につながっているとのこと。セルフチェックシステムの利用は任意となっていますが、従業員間での口コミの広がりにより、現在は9割以上の従業員が2ヶ月に1度のペースで活用しているそうです。

運動同好会での活動

もともと多くの社員が取り組んでいたマラソンに対して、2015年に同好会を設置し、部署の垣根を超えて活動しているとのこと。大会の参加費やユニフォーム作成費用は会社が全額負担し、同好会の活動をサポートしています。

また、ソフトボール同好会では地域のソフトボール大会に出場しているほか、自社イベントとして家族ソフトボール大会を2年に1度開催。子どもと一緒に参加できるイベント等を企画開催することにより、子持ち世帯の運動機会の増進を図っています。

ネッツトヨタ山陽株式会社

電子万歩計の携行

従業員の運動機会の増進に向けた「けんこうプログラム」として電子万歩計を配布し、個人別・部署別の歩数実績をニュース形式で毎月公表。ウォーキングコンテストも実施し、従業員が楽しみながら継続して運動できる環境づくりに取り組んでいます。

食堂のリニューアル

社員食堂を通じて従業員の健康意識を向上できるように、本社の社員食堂をリニューアル。ゆっくり食事ができるように配慮されているほか、カロリー別におかずを選べるヘルシー仕出し弁当の提供も行われています。

株式会社弘

運動会の開催

株式会社弘では、飲食業という業態から社員の生活リズムの崩れや誘惑の多い環境による健康への影響が、課題となっていました。健康についての教育が必要と考え、健康経営に取り組み始めたとのことです。

株式会社弘が行った健康経営の取り組みとしては、創業10周年の記念事業としてアルバイトを含む全社員参加の運動会を開催。その後も継続して年に1度開催し、これまで12回の運動会が行われています。運動会では社員がホストとなってアルバイトをもてなしており、コミュニケーションの促進にもつながっているそうです。

歯科検診の費用補助

歯の痛みを感じていても歯医者に行きそびれているという社員が多いことから、歯科検診の費用補助を実施。歯医者を受診しやすくなったと社員から好評を得ているとのことです。また、がん早期発見セミナーも実施し、医療機関の受診を推進しています。

丸善土木株式会社

バランスボールの配布

健康経営優良法人の認定取得が、会社の所在地である松本市の公共調達加点対象になると知り、健康経営に取り組むことを決めた丸善土木株式会社。どのような取り組みを行っていくのかについては、保険者の全国土木建築国民健康保険組合の健康支援に相談しながら考えているとのことです。

これまでに行った取り組みの1つとしては、全国土木建築国民健康保険組合の健康活動助成金を活用し、運動不足解消のためのバランスボールを全社員に配布。家に持ち帰ることも可能で、社員の家族の健康維持・向上にもつながるのではないかと期待しています。

健康イベントを開催

全国土木建築国民健康保険組合が実施している健康イベント「みんなで歩活」に会社として参加。スマホアプリを活用して歩数ランキングを競う内容になっており、楽しみながら運動機会の増進を図れているとのこと。イベントには社長も参加し、健康経営の推進に向けて経営層が積極的に関与しています。

味の素株式会社

メンタルヘルス回復及び再就業支援プログラム

味の素株式会社では、休業者が自分の「価値観と本来の生きがい」を認識し、ストレスとうまく付き合うことで「なんとか働ける状態」ではなく、「イキイキと働ける状態」を目指す支援プログラムを2008年より実施しています。

適正糖質セミナー

食後の血糖値が急上昇や急降下を起こす「血糖値スパイク」のリスクを認識させ、糖質を上手くコントロールする方法を紹介する食事指導付きのセミナーです。セミナー参加者の25%以上が改善に繋がる効果を実感しています。

健康アドバイスアプリの導入

従業員の日々のライフログデータを入力すると、タイムラインで健康アドバイスが得られる健康アドバイスアプリの外部サービスを導入しています。入力負荷が少なく利用しやすいと好評で、セルフケアの維持向上に役立っています。

MyHealthランチの導入

「おいしく食べて健康にプラス」をモットーに、栄養バランスを満たしつつ段階的に減塩できるランチメニューを社員食堂で提供しています。自社の野菜喫食促進の規格と連動して従業員参加型で施策を強化し、自然と健康になるように導いています。

健康診断後の個別全員面談

健康に関するセルフケアを支援するため、2001年より従業員全員に対し、健康診断後の個別面談を行っています。疾病の早期発見や早期予防、自覚のない不調の発見や対応ができるようになったほか、従業員と会社の信頼関係の構築に繋がっています。

総合健康管理システム導入

健康に関する情報を一元的に管理する外部サービスシステムを導入し、従業員が自分の健康状態をPCで把握するようにしています。個人の健康管理のほか、ストレスチェックにも対応しており、ストレスチェックのデータも一元管理しています。

健診戦導入

定期健康診断を活性化する施策として「健診戦」を導入しています。健康診断の結果を本年度と前年度の「健康改善度」で可視化し、特に健康維持や健康増進した従業員を表彰する取り組みで、従業員の健康に対する意識向上に繋がっています。

参照元:健康長寿産業連合会 健康経営先進企業事例集(PDF)
(https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/kenko_iryo/kenko_toshi/pdf/008_s05_00.pdf)

株式会社イトーキ

1on1、ラインケア研修、多面診断

全管理職を対象とした研修制度を実施しています。1on1、ラインケア研修、コミュニケーションの在り方を含む診断で管理職の行動変容を促す目的で行われ、出社時のコミュニケーションスコアでは全国平均を上回る結果となっています。

Office surf(オフィスサーフ)

社員のコミュニケーションを促進させ、働きやすい職場を作るための取り組みとして自社サービス「Office surf」を開発しました。バーチャルオフィス上にリアルオフィスと常時接続されるスポットが設置されており、様々な場所で働く社員同士が簡単につながれるようになっています。

職場環境整備

従業員の歩数アップを目的に、スタンディングワークや立ち会議を促進しているイトーキ。具体的な取り組みとして、別フロアとの間に中階段を設置する、自社製品の上下昇降デスク・テーブルを各所に配備するなど、自然と運動に繋がる環境を用意しています。

シフトランチ制度導入

生活場面での余暇状態を改善するために、生産ラインに関わらない職場では昼休憩の時間を定めないシフトランチ制度を導入しました。さらに、余暇をより充実させる内容に福利厚生制度も刷新しています。

睡眠セミナー開催

定期健康診断の問診票をもとに、睡眠でしっかりと休養が取れていない割合が最も高い拠点を対象に、外部サービスの睡眠セミナーを開催しました。165人の従業員が受講し、前年より睡眠評価スコアを向上させています。

参照元:健康長寿産業連合会 健康経営先進企業事例集(PDF)
(https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/kenko_iryo/kenko_toshi/pdf/008_s05_00.pdf)

株式会社エムティーアイ

ルナルナ オフィス(月経プログラム)

2020年より、女性従業員の健康のための取り組みとして、産婦人科専門医によるセミナーやオンライン診療や薬剤(低用量ピル)の処方を行い、月経困難症やPMSの改善サポートを行っています。

プログラム参加者は月経に伴う不調や仕事への影響が改善したと実感しており、満足度や利用継続意向も高い結果となりました。プログラム開始から半年で症状やパフォーマンスに改善が見られています。

飲酒習慣や飲酒量のセルフチェックサービス

従業員の飲酒習慣や飲酒量をアプリのセルフチェックで得点化し、コンディション管理に活用する取り組みを実施しています。体調に関する項目はアプリで上長に報告できるため、1人ひとりの日々の体調を、人事担当者や上司がタイムリーに把握できるようになりました。それにより、面談などの対処や健康管理の指導に役立てています。

オンライン講話

担当の保健師や産業医によるオンライン講話を実施し、年間で延べ566名の従業員が参加しています。講話には様々なテーマがあり、健康診断結果の見方や心の整え方、睡眠改善の方法、大人女性の身体に関することなど、身近なテーマを取り入れることで従業員のヘルスリテラシー向上につなげています。

ポータルサイト開設

体の健康やメンタルヘルスに関する情報をまとめたポータルサイトを自社で開設・運用しています。ポータルサイト内では健康管理に関する資料を閲覧できるほか、ストレスレベルや疲労蓄積度のセルフチェック、保健師への相談窓口も紹介されており、多くの従業員の利用を実現しています。

参照元:健康長寿産業連合会 健康経営先進企業事例集(PDF)
(https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/kenko_iryo/kenko_toshi/pdf/008_s05_00.pdf)

医学の基礎知識が学べる

人材育成におすすめの
eラーニング特集

看護師や薬剤師をはじめ、MR、医療機器メーカーの営業、医療の研究開発職など、医学の基礎知識を必須とする人材育成におすすめのeラーニングをご紹介します

医学の基礎知識が学べる
eラーニングを探す